コトウツシ|現場の声を、意味に変えるプロジェクト

コトウツシ” 誕生秘話

声は一つ、意味は視点の数だけ。

現場では毎日、たくさんの報告が声で交わされています。「あの件、来週までに」「あそこ、確認しておいて」——けれどその声の多くは、書き留められないまま、いつの間にか消えていきます。残るのは「言った」「いや聞いていない」というすれ違いだけ。私たちは、この消えていく声をなんとか記録に残せないか、と考えることから始めました。

スマホに話しかけるだけで報告が残る仕組み。最初は、それだけのつもりでした。ところが作っているうちに、おかしなことに気づいたのです。

同じ一つの報告なのに、見たいものが人によってまったく違う。経営者が知りたいのは「何が決まったか」。現場が使うのは「次に何をやるか」。あとで必要になるのは「誰が、いつ、そう言ったか」。声は一つなのに、そこから立ち上がる意味が、見る人の数だけある。

そのとき、腑に落ちました。私たちがやりたいのは、声を一つの記録に「まとめる」ことではない。一つの声を、受け手ごとの意味へと映すことだったのだ、と。

だから、この名前になりました。

コトウツシ——言(こと)を映す。

声はそのまま、意味だけが視点に応じて立ち上がる。経営には「決定」として、現場には「実行」として、後から見れば「証拠」として。ひとつの声が、見る人の数だけ意味になる。

大切にしているのは、判断をAIに任せきりにしないこと。確からしさや「要確認」の印まで残し、最後は人が確かめる——そういう設計にしています。

コトウツシは、音声による報告、AIによる内容整理、Googleスプレッドシートへの記録など、基本機能の動作を確認しています。現在は小規模な試験導入を行いながら、分類項目、専門用語、通知方法、承認手順などを、実際の現場に合わせて調整・改善しています。あなたの現場の声も、一度、映してみませんか。


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